
資料作成の本質とは「捨てる」こと。
こんにちわ。
株式会社Soul Presentation田村です。
ひとりでも多くの「お客様から選ばれる人」を増やす!ことを理念にプレゼンテーション支援をしています。
本日は、頻繁にご質問いただく「資料作成」をお伝えします。資料と言っても色々ありますが、今回は「プレゼン時のスライド作成方法」の「本質」に焦点を絞ってお伝えします。
どう書いたらいいか分からないという絶望感
どう書けばいいの??
プレゼンテーション資料を作成する時、目の前に立ちはだかる壁。
どうやって書けばいいの?!
本当によく質問されます。そうですよね。最初から天を仰ぎたくなってしまいます。。。
作成方法には押さえるべきポイントがいくつも存在します。しかし、詳細は別の機会に譲るとして、今回は「必ず」押さえるべき「本質」をお届けします。
「伝えたい!」が引き起こすワナ
相談いただく方は、とにかく「伝えたい!」「伝えなくては!」のような思いになっているケースがほとんどです。
それは素晴らしいことですし悪いことでは決してありません。
最終的に相手を動かすのは、伝え手の熱い想いだったりしますから(だから弊社名もSoul Presentationなんです)。
ただ、「伝えたい!」という思いが強すぎると、必ず「伝えすぎる」というワナにハマって抜け出せなくなります。
そんなワナにハマった方のスライドを見ると、それはそれは「情報のてんこ盛り」になっているケースが90%以上です。
理解のダムが決壊
人間が何かを理解する時、必ず「ダム(許容量)」が存在します。
そして、その容量をオーバーした時、人は理解しようとする気持ちを「放棄」します。
ましてや、プレゼンテーションの時は、あなたの話を聴きながら資料(スライド)を見るわけです。
一番耳を傾けて欲しいのは、あなたのプレゼンのはずなのに資料に情報てんこ盛りだったら、そっちを「読みたく」なってしまいます。その時点で、あなたの声は届かなくなります。
そして、一番怖いのは「情報盛りだくさんのスライド」を見た瞬間、うんざりした気持ちになり、スライドはおろか、あなたの話さえも聞く姿勢がなくなってしまうことです。
ぜひ覚えていただきたいのが「人は情報が多ければ多いほど満足感が下がる」ということです。
徹底的に削り、捨てる
では、どうすれば良いでしょうか。
答えはもうお分かりですね。
とにかく「削る」ことです。もう削れない!っていうところまでトコトン削ることです。
太い棒を壁に投げても刺さりません。しかし、先を鋭くし、細く削った棒はたやすく刺さります。それとまったく同じことです。
伝えたいことを極限まで削る、つまり「捨てる」ということが非常に重要なのです。
最初のうちは、かなり大変でしょう。伝えたいことを捨てるのは感情的にも抵抗感がありますし。
やり方としては、最初に遠慮なく思い切り情報をてんこ盛りにする。その後、徐々に削っていくと良いです。精神的にも楽です(笑)
得るは「捨つる」にあり
相手から選ばれたいのであれば「伝えることを厳選すること」。これが必要不可欠であり、プレゼン資料の作成方法として最も押さえるべきツボです。
私のクライントからも「こんな削っちゃって大丈夫ですか?」とよく言われます。
が、大丈夫です。いつだって「理解しやすく心に響いたプレゼンだったと言われました!」という報告をいただくので。
得るは捨つるにあり、ぜひ実践してみてください。
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